寄り添って (1295レ EF65PF+EH200)

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二人仲良く寄り添いながら
ゆっくりと歩む1295レ
その姿は、いつも微笑ましい。
 
歳の離れた兄と弟
それとも親と青年という風情かな。
 
 
昨今の悲しい出来事が書かれていた。
 
 
一つ屋根の下、という表現がある。
そこにあるべきは一家だんらんであり、つましいけれど幸せな日々だろう。
 
しかしこの現実を前に、ありきたりの言葉は意味を失う
 
東京都立川市のマンションで、45歳の女性と4歳の息子らしき遺体が見つかった。
床に倒れた母親の死因はくも膜下出血
知的障害がある坊やは一人では食事ができず、手つかずの弁当はあるも胃は空だった。
 
2人ぐらしのお母さんを突然失い、空腹のうちに息絶えたらしい
 
 
 
さいたま市では、60代の夫婦と30代の息子。
 
家賃と水道代が滞り、電気とガスも止められていた。
近所づきあいも、生活保護の申請もなかったという。
 
所持金は1円玉が数枚だった
 
 
札幌市では姉(42)と障害のある妹(40)、
姉に先立たれた妹さんは、携帯電話のキーを何度も押していた。
 
衰弱の末の死は緩やかに訪れるはずで、
複数が同時に事切れたとは考えにくい。
 
一つ屋根の下、残された人の落胆や焦りを思う。
 
 
 
こうした悲劇には、公共料金の滞納、たまる郵便物などの前兆がある。
微弱なSOSが、プライバシーの壁を越えて行政に届く策を巡らせば、
かなりの孤立死は救えよう。
 
懸命に生きようとした人の終章を、
天井や壁だけが見届ける酷。
 
きずな社会への道は険しい。