運河 Ⅱ

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この運河に面して日本国内で三番目、
東日本で初となる1931年開場の中央卸売市場があります。
其処では、水産物、鶏卵・鶏肉の他青果も取り扱われています。

野菜を加熱して食べる習慣が根強かった日本人。
しかし開港で日本にやって来た西洋人は、
サラダなど生で野菜を食べる習慣がありました。
横浜周辺で生産されている野菜を見ると、
生で食べることに向いている野菜はほとんどない。
そこで自分たちで食べなれた野菜を育て始めます。

 開港後の横浜の様子を記した書物には、
西洋野菜が横浜近郊で生産されはじめた当時のことが記述されています。
レタス、パセリ、キャベツ、カリフラワーなどが次々と栽培に成功したようです。
そんな西洋野菜の需要に目をつけた奉行が、
吉田新田(現在の中区末吉町)で西洋野菜の栽培を始め、
そこから西洋野菜の栽培が広がっていきました。

横浜は、日本での西洋野菜大規模栽培発祥の地でもあったのです。

今朝の朝日新聞によれば、
台風24号による葉の傷みや塩害などで
10月後半は、
平年より2割程度
野菜が高騰するそうだ。