塩田平のため池伝説

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さくら国際高等学校の敷地に静態保存されている
丸窓電車を見に行きます。
 
その近くに舌喰池という
不気味な名の池があります。
 
地名や山や湖、池の名の由来には、
昔から物凄く興味があって
なんで「舌喰池」と名付けられているのだろうと
マップを見ながらずっと思っていました。
 
その池の畔に
とっこ館という塩田の里交流館があって
そこでは、歴史・文化を学べると聞いたので入ってみました。
入館無料だったからね。
 
その館に置いてあった
沢山の上田・塩田平の文献の中に
上田の民話本を見つけます。
 
この本に舌喰池の事が書かれているかもしれないと
手に取り目次を探ります。
 
あった~!!
 
寄ってみてよかった!!
 
 
 
 
 
舌喰池(したくいいけ)
舌喰池の民話
 舌喰池には悲しい伝説があります。
昔この池が造られた頃、土手から水が漏れて、
十分に水を溜めることができませんでした。
そこで池の改修をするにあたり、
土手に「人柱」を入れなければ
水が溜まらないという話がどことなく伝わってきました。
人柱とは、生きた人を土中に埋めて祈ることです。
誰もが真剣に悩んだ結果、くじ引きで決めることになり、
村はずれに一人で住んでいる美しい娘さんが
人柱に選ばれました。  
http://www.pref.nagano.lg.jp/nousei/nochi/agriobje/08sioda/47musu.jpg
  娘さんは、日夜悲しみに明け暮れていましたが、
人柱に立つ前の晩、身の不運を嘆いて舌を食い切り、
池に身を投げて死んでしまいました。
このような悲しいできごとがあってから、
村人たちはこの池を「舌喰池」と呼ぶようになりました。