滝野川

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滝野川なんていうタイトルを付けていながら川は、写真から外れた下の方、
梅雨の晴れ間の空ばかり目立つ絵になっています。(汗)

この滝野川
昔は、三ツ沢と六角橋からの川の流れが現在の神奈川区役所辺りで合流して海に注ぐ川でした。
でも今では、都市化によって地下を流れる場所が多いかな。

今となっては、どうってことない街中の川だけど
この川は、神奈川宿のほぼ真ん中を流れる宿場の憩いの川。

この川を挟んで江戸側に「神奈川(石井)本陣」、
その反対側に「青木(鈴木)本陣」があったのです。

この辺りって、鎌倉時代から続いた東京湾物流の拠点。
江戸時代には、東海道有数の景勝地袖ヶ浦」のそばということで観光地。
なによりも幕末開港の舞台となった宿場ですね。

旅籠の数も58というから
かってのその賑わいがうかがえます。

開港が決まった時、この宿場を行き来する人の多さゆえに外国人とのトラブルを避けようと
横浜村に‘未来の繁栄’を持っていかれちゃったけど
県の名前にしっかり残っている。
今、この辺りを歩くと県の名前を持つような栄えた街には程遠いけどね。

滝野川を中心に幕末の史跡が点在する神奈川区
貨物列車撮影を兼ねてそんな史跡めぐりを楽しみました。