江ノ電(龍口寺)

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鎌倉方面行きの江ノ電が江ノ島駅を発ち路面に出た辺りに龍の口刑場があった。
1271年、日蓮が捕らえられて9月12日にこの刑場で処刑されることになった。
日蓮が首切りの座に据えられた時、にわかに雷鳴が轟き刑侍が振り上げた刀が落雷で折れてしまう。
そこへ執権北条時宗の使者が来て処刑は中止、日蓮佐渡流罪となる。
1275年9月に元の使者、杜世忠ら五人が処刑されたのもここである。
この刑場の東隣に龍口寺がある。日蓮宗の大きな寺で入り口には仁王門がある。
ここに載せた2枚の写真は、この仁王門の裏から撮影したもの。
龍口寺のある場所は、日蓮法難の霊蹟で中老の日法はこの霊蹟を保護する為にここに草庵を結んだ。
そして1337年、自ら刻んだ日蓮像を安置する寺を創建した。
1357年には、六老僧(日郎・日昭・日興・日向・日頂・日持)らが協力して
豪壮な伽藍の大寺を建立した。
この寺を訪れる時は、是非、身延山になぞられて名付けられた七面山の山上にある仏舎利塔まで
足を運んで欲しい。その階上からの展望は絶景です。