JR根岸線 サルスベリのある街

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足下から唐突に広がる夏を前にして
遠い目で立ち尽くしていた。
 
進む風もなく
寄せる陽の熱光に
たっぷりと湛えられ
揺らめいているだけの大気。
 
その場所には、
焦熱の微睡みのような
大きなくつろぎと
華やかな興奮があった。
 
風のない静かな街は、
青空を映して
盛んに煌いている。