多くの諏訪神社の神紋が、
梶の葉だけで
根がついていないのに
片瀬諏訪神社は、
諏訪大社から他郷への
最古の御分霊社だけあって
総本宮の諏訪大社と同じ
「根有り三葉梶葉」。
諏訪大社上社と同じ
根が4本の‘諏訪梶’です。
(下社は、根が5本の明神梶)
鎌倉幕府が成立する
ずっと前から源氏に就いて
その後、
北条氏にも気に入られた
諏訪氏の家紋も
この諏訪梶です。
偶然にもこの記事を書いた日の
朝日新聞神奈川・横浜版のページに
北条時行の記事が載っていました。
鎌倉幕府滅亡後、
諏訪氏に助けられて信濃国に逃れ
諏訪大社を奉じる
諏訪神党のもとにかくまわれた人物
諏訪頼重らに擁立されて
1335年「中先代の乱」、1337年「南北朝の内乱」
1352年「武蔵野合戦」と3度も鎌倉を奪還
奪還しては
足利氏に取り戻される事を繰り返し逃げ延びるも
とうとう最後は、この写真の地、
龍ノ口で処刑されます。