JR根岸線 百日紅越しの横浜の街並み

写真は山手の丘から見た
2012年の横浜の街並みです。

この12年間の間にタワーマンションが乱立し
ここイタリア山から見る風景も変わりました。

山手の丘のどこからでも見えた
横浜のシンボル、
ランドマークタワーが見えなくなった。

先日の朝日新聞
港や「1千万ドルの夜景」が一望できる
神戸港周辺のタワマン建設禁止の
神戸市の英断の記事が載っていました。

人口減少時代になったと分かっていながら
住宅を建て続けるのは
将来の廃棄物を造ることに等しい。
タワマンはその典型との神戸市の考えです。

タワマンが老朽化すれば修繕費はかさむ。
居住者は多種多様で合意形成は難しく
修繕費の備えも不十分にならざるを得ない。
いずれ価値が下落して居住者が減れば
解体費用もまかなえずに廃墟と化し
街の中心部に残る。

横浜市も2006年から
「都心機能誘導条例」を施行して
横浜駅周辺で商業施設などを含まない
タワマン建設を事実上禁じています。
(複合施設の高さ制限は緩和されたけど)

でもホントに建物の高さ制限を
やらなければならない地区は
観光景観に一役買うベイエリアなんだよな。

目先の税収維持より
かってポスターに使われたような
ランドマークタワーを中心にした
建物群が見れる景観をなくさないで欲しいな。