EF210 石川町駅の順風耳

横浜中華街の清国領事館の跡地には
道教の神々の中で位の高い女神、
媽祖を祀る廟、横浜大天后宮があります。

そこには、かつて媽祖に調伏されて
随神となった千里眼、順風耳の
両将軍も一緒に祀られています。

千里眼」は緑顔、
頭に一本の角が特徴。
媽祖の進む先やその回りを監視し
あらゆる災害から媽祖を守る役目を持つという

そして「順風耳」は赤顔、
頭上に二本角特徴で、
あらゆる悪の兆候や悪巧みを聞き分けて
いち早く媽祖に知らせる役目を持つのだとか

どんな小さな音でも
聞き取れる能力があるという「順風耳」

耳が遠くなった私にはとても羨ましい。

耳が遠いものだから会話していても
相手の声が聴きとれないことがあり
逆に自分の声が大きくなってしまう。

お酒が入ろうものなら
さらに自分の声が聞こえなくなり
大きな声になり過ぎて
相手やお店に迷惑かけることもしばしば

最近は、近寄ってくる人の音も聞こえなくて
ぶつかりそうになることも多い。

私の耳が遠くなって一番の被害者は妻だろう

いろいろな場面で申し訳なく思う。

肩身が狭い