横浜中華街の清国領事館の跡地には
道教の神々の中で位の高い女神、
媽祖を祀る廟、横浜大天后宮があります。
そこには、かつて媽祖に調伏されて
随神となった千里眼、順風耳の
両将軍も一緒に祀られています。
「千里眼」は緑顔、
頭に一本の角が特徴。
媽祖の進む先やその回りを監視し
あらゆる災害から媽祖を守る役目を持つという
そして「順風耳」は赤顔、
頭上に二本角特徴で、
あらゆる悪の兆候や悪巧みを聞き分けて
いち早く媽祖に知らせる役目を持つのだとか
どんな小さな音でも
聞き取れる能力があるという「順風耳」
耳が遠くなった私にはとても羨ましい。
耳が遠いものだから会話していても
相手の声が聴きとれないことがあり
逆に自分の声が大きくなってしまう。
お酒が入ろうものなら
さらに自分の声が聞こえなくなり
大きな声になり過ぎて
相手やお店に迷惑かけることもしばしば
最近は、近寄ってくる人の音も聞こえなくて
ぶつかりそうになることも多い。
私の耳が遠くなって一番の被害者は妻だろう
いろいろな場面で申し訳なく思う。
肩身が狭い