江戸時代、
いろいろな浄瑠璃・歌舞伎にも
義経は盛んに登場し
それらは悲劇のヒーローとして扱われていたので
江戸庶民の同情を引き
判官びいきという言葉が生まれる程、
義経は、人気がありました。
その義経に縁があるここ満福寺には
江戸時代の観光地、
江ノ島を訪れたついでに寄る人が多かった。
満福寺の堂内に
江の島詣の様子が描かれた絵が飾られています。
その絵に描かれている
列をなして連れだって
江の島に渡る人達はみな女性
女人禁制の大山をはじめ
多くの寺社は
女性が参拝することができなかったのだけど
江の島は女性が参拝できたこと
「参拝する」という理由をつけて
堂々と家を空けれて
3泊4日ほどの江の島、鎌倉旅行が楽しめた事
「入り鉄炮に出女」として
女性の出入りを厳しく取り締まっていた
関所の手前という地理的条件などが重なり
女性に受けたようで
江の島詣ブームを牽引したのは女性達
そこで
江戸時代の浮世絵では
女性の江の島詣での様子を描くのが
定番だったそうです。