高島貨物線EF210  入江川小派常盤川と三井倉庫

運河として使われた沢山の川と倉庫、
これも横浜を代表する風景の一つ

明治時代、横浜の港には
甲府や八王子から運ばれる
生糸の倉庫が数多くありました。

千若町は、
1907年(明治40年)から1911年にかけて
横浜倉庫株式会社により埋立が行われ
八王子から運ばれる
生糸の倉庫街として発展し
今も周辺には19棟の倉庫があります。

三井倉庫は1953年に建てられた
コーヒー豆・ココア豆専用倉庫で
コーヒー豆とココア豆は
様々なメーカーの焙煎工場に運ばれます。

2005年度を最後に
貨物の発着が無くなり
信号場と化した東高島駅
この駅の北側を流れる運河は、
埋め立てがほぼ終わっていて
3棟のタワーマンション
建設される事が決まっています。

入江川第4小派川と
入江川小派台川を結ぶ
長さ600mの運河、
入江川小派常盤川。

船留まりとしても使われているこの運河も
高島駅北地区の開発により
埋め立てが始まるのを待っています。

こんな鉄道風景が見られるのもあと僅か

横浜の失われることが
決まっている風景です。