JR横須賀線 円覚寺 降魔橋

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円覚寺境内を横切る横須賀線の線路の手前

白鷺の池に架かる橋を降魔橋といいます。


禅宗の寺では入口に池を造り、

中央に橋を架けて

そこから奥が仙境、

その手前が俗界としました。

 

降魔橋という意味深な名、

お寺の中にあるのだから

仏教に由来するのだろうと調べてみました。

 

釈尊が悟りを開こうと

菩提樹の下で瞑想している時に

愛欲、愛念,愛楽という三人の女(魔)を

欲界第六天に差し向けられたけれど

それらに降ることなく退けた事から

内面の俗悪・煩悩に屈することなく

仏道修行を行う事を降魔というのだそうで

降魔橋は、

仏の世界と俗界とを隔てる橋で

それが宗風にならった

禅宗様式の禅寺の造りになります。