白鷺の池に架かる橋を降魔橋といいます。
禅宗の寺では入口に池を造り、
中央に橋を架けて
そこから奥が仙境、
その手前が俗界としました。
降魔橋という意味深な名、
お寺の中にあるのだから
仏教に由来するのだろうと調べてみました。
釈尊が悟りを開こうと
菩提樹の下で瞑想している時に
愛欲、愛念,愛楽という三人の女(魔)を
欲界第六天に差し向けられたけれど
それらに降ることなく退けた事から
内面の俗悪・煩悩に屈することなく
仏道修行を行う事を降魔というのだそうで
降魔橋は、
仏の世界と俗界とを隔てる橋で
それが宋風にならった
禅宗様式の禅寺の造りになります。