京急(柿とススキ)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

ようやく私の休日と快晴が重なりました。
やっと柿と電車を絡めた写真を撮りに出掛けられます。
昼過ぎまでは、浦賀方面でリフレッシュして
午後に訪れた先は、京急で今も残る単線区間、YRP野比京急長沢です。
去年、ここで何本もの柿の実を車窓から見ていたのです。
しかし、現地に着くと上手く柿に電車を絡められる木は一本のみ。
しかも竹薮から電車が飛び出してくるアングルしか組めずちょっと苦労します。
まだススキが沢山残っています。
そこでススキにもカメラを向けました。
久里浜線を走る京急の電車達、ちょっとカッコ良過ぎて
この場所の雰囲気に似合わないかななんて気をもんだのだけど
それなりに溶け込んでくれました。

長沢といえば、若山牧水長岡半太郎博士の由来の地として知られていますが、
こんな伝説もあります。
「ここに与助という漁師と老婆が住んでいました。
不漁続きで里の者達が困っている年の瀬、与助は小船で沖に向うと大きな蛸を見つけます。
あまりに大きな蛸なので足一本切っただけで桶が一杯になりました。
与助と老婆は、この蛸を独り占めしようと他の漁師には秘密にし
毎日密かに足を一本ずつ切り落としては桶に入れて持ち帰り売り歩きました。
そしていよいよ8日目、最後の一本を切り落とそうとした時、
それまでおとなしくされるがままになっていた蛸は激しく暴れだし
一本になった足を必死に与助に巻きつけて海の中に引きずり込みました。」
それ以来、ここは7つの桶しか使えなかったということで‘七桶の里’とも呼ばれています。
これと似た伝説が葉山の森戸海岸や三崎の小網代にも伝わっています。