横浜市栄区の貨物線

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このブログの中に「横浜市栄区鉄道路線」という書庫があります。
このブログを始めるきっかけとなった(私が永住の地と決めた)栄区の紹介記事を載せている書庫です。
そこには、根岸線を中心に東海道線横須賀線の電車を組み込んだ風景写真が飾られています。
(当時は、画像補正ソフトを持っていなかったので撮ったまんまがUPされています。)
久し振りにその書庫を見てみると栄区を走る貨物路線が欠落している事に気づきました。
さっそく今日、雨の中を栄区内の貨物線を撮りに出掛けます。
栄区には、二つの貨物線があります。
一つは、栄区を横切る東海道貨物線
もう一つが本郷台~大船間にある貨物線(?)です。
写真の高架線がその貨物線(?)です。
この線は、根岸線の本郷台~大船間にある大道トンネルを抜けてすぐの所から始まり、
根岸線上り線を跨ぎ、横須賀線東海道線東海道貨物下り線を次々に跨いで
東海道貨物線の下り線と上り線の真ん中を通ります。
そして、笠間大橋を過ぎた所でゆっくり下っていき東海道貨物線の下り線に合流します。
この線では、EF65ディーゼル機関車の単機回送をよく見かけます。

写真1~2枚目)環状4号線笠間大橋から本郷台方面を望む。
右側を走る貨物は、東海道貨物線下り列車です。
写真3枚目)笠間大橋から大船方面の東海道貨物線下り線との合流地点を望む。
手前の線路は、東海道貨物線上り線

*ちょっと裏話
3枚目の撮影地、柏尾川が大きく入って東海道貨物線上りを撮るのに大好きな場所。
2枚目の3461レを撮り終わった後、EF65がホキ車を牽引する試9991レを大雨の中
1時間近く待っていたのに今日は、来ない。
諦めての帰り道、目の前をEF66牽引の1062レが駆け抜けていきました。
あと10分粘っていればとりあえず貨物列車絡めた写真が撮れたのに・・・。

*ちょっと歴史のお話
この笠間大橋のすぐ近くに戦国時代、長尾氏の館跡に造られた長尾砦跡があります。
長尾氏は、御霊神社の祭神、鎌倉権五郎景政の子孫で、この地に住み長尾の姓を名乗ります。
子孫の長尾定景は、石橋山の合戦時、平家方につき頼朝側の佐那田与一を討ち取った人物。
頼朝が安房から戻ると源氏に味方し御家人となり引き続きこの辺りを治めます。
上杉謙信ももとは長尾景虎といい、関東管領の地位を譲られ上杉姓を名乗りましたが
長尾氏の末裔です。