列車接近灯が点滅してしばらくすると遮断機が下りた。
踏切を渡ろうとしていたおじさんが、
「初めてここを列車が走るのを見るよ」と
興奮して私に話しかける。
「どっちから来るの?」
「こちらからです。」
「貨物列車でしょ?」
「根岸から石油を運ぶ貨物列車です。」
そろそろ臨戦態勢に入らなければと思って
これ以上話しかけないでオーラを発するも
おじさんの話しかけは、止まらない。
おじさんから逃げるように後退りして
踏切待ちする人達の背後に回り込み撮影します。