江ノ電300形 長谷

奈良の大和長谷寺に対して
新たに建立された新長谷寺にちなみ
寺の名を
そのまま地の呼び名にした長谷、
江戸から「東海道」を通り、
景勝地の「金沢八景」を経由し
鎌倉の社寺や史跡を廻ったのち、
七里ガ浜を抜けて
「江の島」へ向かうという
江戸庶民の定番観光ルート上にあり
観音信仰が盛んになるにつれて、
長谷寺にも立ち寄る人が増え
長谷寺」の門前には
参詣客のための旅館、茶屋などが
並ぶようになります。

明治時代以降は、
別荘地としての人気が高まり、
1907年には南側に
江之島電気鉄道が延伸開通、
長谷駅」が開設され
観光地としてさらに発展しました。