クラスター(Giles、Giles&Fripp)

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あなたは、しかめっ面してこの現実に不信を抱き見極めようとしているね。
でも、錯乱の車輪は、無垢な甘美の陰に隠れてしまっているよ。
そう、それは、‘ぴかぴかの色’なんだ。

細心の注意をはらって、意図的に塗布された色。
それで汚点を隠せやしない。
降りしきる雨をとめる事も出来ず
隠れ蓑にもなりゃしない。

困難や苦難の散りばめられた道を見つめるあなた。
隠れ蓑を纏っても、そんなものこの雨に流されてしまうことは百も承知?
でも、非難に直面することまでは思いもよらないだろうな。

現実の痛みが私達の体を射る時、
どんな絵も暗闇の中に実在を与えることは出来ないでしょう。
でも、安易に居座っちゃいけないよ。
今に覗いた亀裂は塗り塞がれ
雨滴が乾く頃には、‘ぴかぴか’の塗料がまたも誤魔化し、
言葉は、暗黒の世界に彷徨ってしまうでしょう。

そして、私達は、再び暗黒の焦熱の中に立たされる。
でも、私は、あきらめはしないよ。

*私の好きなドラマーの一人、Michael Gilesが
あのキング・クリムゾン結成前に残した曲の詩を
私なりに対訳し、ちょっと私なりの言葉を加えて綴ってみました。
この詩のイメージに加工した写真を添えて・・・。