今朝見た夢のお話

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土で盛られ草の生えたローカルなホーム。
青空の下、見た事のない落ち着いた色彩の気動車が停まっていました。
ホームに登り列車の正面に廻り込みカメラを向けると突然太い電柱が現れ邪魔をします。

一瞬にして都会の駅に変貌したホーム。
けれど駅員さんも乗客も誰もいません。
どうしてもその気動車を撮りたくて駅ホームの黒い色した柵を乗り越え
線路端の柵と建物のコンクリート壁に挟まれた狭い空間を体を横にしながら移動します。
なかなか外に出られません。
いつまでもいつまでも建物と柵の間でカメラを傷つけないか心配しながら横歩きします。
結局、気動車を撮る事は出来ません。

駅を出るとそこは、木々のない茶色い砂で出来たゆるやかな傾斜の丘の麓でした。
列車の発車時刻を気にしつつ前かがみになり急いで丘の斜面を登ります。

上り詰めた場所から眼下を見下ろすと荒野の中に先程のローカル駅と気動車が見てとれます。
より良い撮影ポイントを確保する為、丘の傾斜部にポツンとあった滑り台の上に登ります。
するとその滑り台の場所、高い山の崖っぷちに移っているのです。
ここから落ちたら死ぬだろうな~。
ビクビクして震えているのがわかります。

やがて気動車は、ゆっくり駅を後にし荒野の中を走ります。
心臓が高鳴ります。
今だ!!
ちょうどベストポジションまで列車が来た時、シャッターを押し込みます。
しかしシャッターが落ちない。
もう一度、強く押し込みます。
ファインダーが真っ暗に・・・。

気動車を目で追っていくと
振り向いた所には、まるで只見線にあるような鉄橋が緑の木々に囲まれてあり
その鉄橋を2両編成の素適な色した気動車が渡っていきました。