台風が落とした小さな鏡 (JR根岸線 本郷台駅)

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幼い頃、幼稚園児か小学校低学年の頃だったかな
台風が来るってワクワク、ドキドキだった。

父が雨戸を釘で打ちとめ
停電に備えて懐中電灯を押入れから取り出して
準備万端で台風を迎える。

テレビで日南海岸室戸岬の防波堤で
荒れ狂う海の様子が映し出されるとリアル感が襲い
ますますワクワクドキドキ。

親達が心配そうな顔してるので口には出せなかったけれど
早く来い来い台風なんて内心思ってた。

台風が地元を直撃すれば、雨戸を揺らす雨風の音。
さしずめオカルト館のようで楽しんでいた。

そういえば、台風が来る度に止まっていた横浜線
最近止まらないな。