藤沢市村岡地区

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村岡は、境川の東に位置し南を柏尾川が流れる歴史の古い地区です。
村岡は、923年に鎮守府将軍平良文(後の千葉氏、上総氏、秩父氏、三浦氏、鎌倉氏の祖にあたる。)が勅命を受け相模国村岡郷に入りここを当時の関東、東北の政治の中心地としたことに始まります。
平良文は、村岡五郎と名乗りここに平家の守護神である御霊神社(藤沢市宮前)を京都から勧請している。
江戸時代になるとこの辺りは、天領や旗本領となり藤沢宿の定助郷を務めます。
村岡郷は、宮前、小塚、弥勒寺、高谷、渡内の五ヶ村に明治21年の町村制施行により川名と柄沢を加え
1941年6月1日の藤沢市への合併まで鎌倉郡の村でした。

1枚目) 川名1丁目を流れる柏尾川(境川と合流する300m程手前の地点)
1982年の治水整備により氾濫は絶えていたが昨年10月9日の台風22号では
この近辺と長尾台町(横浜市栄区)で柏尾川の氾濫がありました。
2枚目) 弥勒寺、小塚附近を走る東海2号(32M)
弥勒寺は、鎌倉時代北条泰時が、父の義時の供養の為立てた弥勒寺の寺号がそのまま地名になりました。
小塚は、古墳があったことより付いた地名です。