江ノ電 祭りの前 Ⅳ (御所五郎丸)

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先日、母の付き添いで御所山にある病院へ行っています。

御所五郎丸にちなんで付けられた地名のその場所に行き
彼のことを思い出しました。

御所五郎丸は、
1193年に頼朝が催した富士の裾野での
巻き狩り(軍事演習)の折りに起こった
曽我兄弟の仇討事件の折りに活躍した人物。

 1192年(建久3年)、
征夷大将軍となった頼朝は、
翌1193年(建久4年)、
後白河法皇の一周忌法要が終わるのを待って
将軍としての大軍事演習を催します。

             3月から4月にかけては、
入間野・那須野で大規模な巻狩りを催し
4月28日に一旦鎌倉へ戻った後
翌5月8日に富士の裾野で催す巻き狩りに出立します。

 そこで起こった仇討事件とは、
曾我十郎祐成と五郎時致の兄弟が、
巻狩りの夜、長年の仇工藤祐経を討ち果たしたもの

             『吾妻鏡』には、兄十郎祐成は仁田忠常に討ち取られ、
頼朝の寝所に迫った弟五郎時致は、
小舎人童五郎丸(御所五郎丸)に組み付かれ
動きが鈍くなり
捕らえられたことが記されています。