江ノ電 龍口法難会 その9

 
 
龍口寺が
1年のうち最も賑わうのが
9月12日に行われる
「龍口法難会」
日蓮が著した
立正安国論」が
幕政批判と
鎌倉幕府に受け取られ、
この地で
処刑されそうになったけれど
処刑は中止となりました。
これが日蓮宗の四大法難の一つ、
「龍ノ口法難」として伝えられ、
現在もこの日に
供養が行われています。

また、日蓮
龍ノ口に連行される途中、
「桟敷の尼」が
鍋ぶたにのせた
胡麻の牡丹餅を
ご供養したという故事に因み、
18:00と24:00の2回の
法要後に牡丹餅が撒かれます。
この牡丹餅は、
年中無難、
様々な災難を逃れる効力があるとされ、
本堂内は
これを求める多くの参拝客で
いっぱいになります。

 19:00頃からは
万灯練行列供養が行われ、
各講による万灯が奉安され、
威勢の良い「まとい」や
団扇太鼓の音で
腰越商店街をはじめ
龍口寺周辺と境内は、
熱気を帯びます
参道沿いにも屋台が立ち並び、
夜遅くまで楽しめます。