江ノ電 龍口法難会 その2

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9月12日は、日蓮が、鎌倉時代の刑場であった
ここ龍ノ口で処刑されそうになった日です。
 
それは、龍ノ口法難と呼ばれ
その法要行事が、龍口法難会です。
 
 日蓮は、龍ノ口の刑場に引っ立てられる前に
市中引き回しされるのですが、
 その途中、
「桟敷の尼」が鍋ぶたにのせた黒胡麻の牡丹餅を
ご供養したという故事に因み、
この法要では、9月12日の朝から
講中の人々がお題目に合わせて餅をつき
手作りの黒胡麻牡丹餅(ぼたもち)を、
日蓮のおられるご宝前に供えます。

 この牡丹餅は、日蓮処刑の時,
刑場に起こったあの不思議な出来事に因み
様々な災難を逃れる効力があるとされ、
「難除けの牡丹餅」として、
9月12日午後6時と、
13日午前零時の法要のあと、
堂内一杯に集まった参詣者に行き渡るよう
高所から撒かれます。
 
桟敷の尼が日蓮に差し出した胡麻もち、
実際は、握り飯らしい。
渡す時に地面に落ちて
砂が付き胡麻もちのようになったとか・・・・