貨物列車、東海道旅客線迂回運転 う8058レ

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11月20日の東海道旅客線貨物列車迂回運転撮影、
最後の迂回運転貨物列車‘う8058レ’撮影前に
撮影場所から程近い場所に鎮座している
境木地蔵に会いに行っています。
 
鎌倉の腰越の浜にうちあげられた石の大きなお地蔵さん、
地元漁師の夢の中に現れて
「江戸へ連れて行ってくれ。もしも 途中で動かなくなったら、そこにおいてくれればよいから。」と頼みます。
他の漁師の夢の中にまで現れたので、
漁師達は、お地蔵さんを牛車に乗せて運ぶことにしました。
 
ところが境木にさしかかると
相模の国と武蔵の国を隔てる険しい山道に牛さんも疲れきってしまったのか
牛車は突然動かなくなり、
漁師たちは おじぞうさんをそこに置き去りにして帰ってしまいます。

 境木の村人たちは置き去りにされたお地蔵さんを見て困ってしまいます。
さて、このお地蔵さんをどうすればよいものか・・・・・
 
そんなある日、ある村人の夢に現れたお地蔵さん、
「どんな粗末なお堂でもよいから造ってくれ。そうすればこの土地をにぎやかにしてあげよう。」と言います。
 
村人たちはさっそくその通りにすると、
お参りに来る人も出て「ぼたもち」が名物のお茶屋さんもでき、大変賑やかな村になったそうです。
 
このお地蔵さんが当時の沢山の人にお参りされたのは、
お堂を良翁寺という小さなお寺の境内に造ったのがきっかけ。
 
そのお寺に釣り鐘を造るため
タイゼンという和尚さんが江戸まで資金集めに行ったのだけど
集まったお金を飲み食いに使い果たしてしまう始末。
 
地蔵尊のお堂建立後、
和尚さんはまたお金を集めなおすと、
前よりもたくさん集まって立派な鐘楼ができ、
これ以来「お金の集まるお地蔵さん」として、
人々から拝まれるようになったそうです。
 
旧東海道の難所である権太坂の頂上という場所に安置されたのも
多くの人にこの地蔵尊が拝まれる理由の一つかな。