鉄道写真の中には、
一見、ただ素直に撮っているように見えるけれど
実は頑張って撮ったんだなぁと思わす写真があります。
自分で言うのも可笑しいけれど
この写真もそのような一枚。
この撮影場所は、ここ数年の間に線路脇の木々が成長して
今ではこの僅かな木々の隙間しか列車を捉えることが出来ません。
列車は、トンネルを抜けた後も木々の向こう側を走っているから
その接近を知る術は、モーター音のみ。
連写機能を使えばいいじゃんと言われそうだけれど
私のカメラは、光線の状態がいい時でも約3コマ/秒だから
連写機能を使っての撮影で
思い通りの場所に列車を捉える事って確率が低いんです。
だからいつも置きピンでの撮影。
ここぞとばかりにシャッターを押し込む
液晶モニターを確認して木が被っていないことを確認してニンマリ。
最初のショットで上手く撮れた時は、ヤッターという気分ですね。
失敗していたらモーター音を聞き逃すまいと緊張しながら
次の列車まで10分間も待っていなければならないもの・・・・。