2011-06-30 江ノ電 阿佛邸旧跡石碑脇の紫陽花 江ノ電画像展示場 #鉄道、列車 月影ガ谷って もっと山側の地なのにおかしいなと思いながらも 阿佛邸旧跡の石碑があるものだから ここが、阿仏尼邸の跡地だと思い込んでいたら やっぱり違っていたみたい。 十六夜日記後半の鎌倉での日々を記す「 東日記 」の冒頭部分 東にて住むところは、月影の 谷とぞいふなる。 浦近き山もとにて、風いと荒らし。 山寺の傍らなれば、のどかにすごくて、波の音、松の風絶えず、 都のおとずれはいつしかおぼつかなき程にしも、 … (以下省略)。 ここに出てくる山寺とは、 当時広大な極楽寺の寺域のうちにある塔頭、月影ケ谷にあった月影地蔵四王院、法蔵院、無常院などの子院のことでしょう。 別な箇所の「このうしろの山」という記述は、阿仏が住んでいた邸の背後に山があったことをしめしています。 山からの「聖福寺」と「今熊野」が展望出来たそうで「聖福寺」は現存しませんが「今熊野」は極楽寺の東の熊野新宮。(たぶん) この日の江ノ電撮影で極楽寺川沿いの紫陽花と江ノ電を撮っていたら「熊野神社の例祭の日、江ノ電の線路沿いを御神輿が通るからまたきてね。」とご近所のおじさんに教わりました。