JR根岸線 鉄の道(晩秋の鍛冶ヶ谷)

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この記事のタイトルに「鉄の道」とありますが、
‘鉄道’の鉄ではありません。
 
この写真の撮影地は、横浜市栄区鍛冶ヶ谷。
 
その地名の通り
昔は、砂鉄を原料に農具など鉄器を造る鍛冶を仕事にしていた人達の集団が住んでいた地域です。
 
金沢から鎌倉を結ぶ道では、
多くの「たたら」遺跡が発見されています。
 
鍛冶ヶ谷はその代表的な製鉄の地であり、たたら場でもありました。
製鉄関連の炉が18か所、鉄精錬の炉が14か所、製銅の炉が1か所、
砂鉄を出した竪穴遺構、鍛冶ヶ谷式の横穴古墳などさまざまな製鉄関連の遺跡が点在しており、
7世紀~9世紀前半にかけてこの丘陵地域一体を掘削して平地をつくり、
大規模な製鉄操業を行っていたと考えられます。