この川に架かる橋に差し掛かるとじっと川面を眺める老人がいた。
つられて私も覗いて見るとボラの群れが泳いでいる。
あのボラ達の中には、いじめなどないのかな?
中学生の男の子達が楽しそうな笑顔で元気に走り回っていた。
鞄持ちのジャンケンゲームにでも負けたのかなとも一瞬思ったが、どうも様子が違う。
見守ることにした。
私がちらちら視線を向けるのを察して照れくさそうだ。
そこで、山下公園の風景を撮っているふりをしていた。
その間も多くの人が、この中学生の子、たくさんカバンを持って
何やってるんだろうという顔をして通り過ぎる。
何やってるんだろうという顔をして通り過ぎる。
しばらくすると「世界の広場」の方から声がかかる。
さきほどの男の子達の中の一人だ。
「○○!!来いよ!!」
「カバンが重くて無理。」
「いいから来いよ!!」
もう傍観していられなかった。
声を掛けにきた男子中学生の所に行き
「一人にカバン持たせてんじゃねえよ!!」と
少し汚い言葉と共に睨みつけた。
「一人にカバン持たせてんじゃねえよ!!」と
少し汚い言葉と共に睨みつけた。
それでも私の怒りは収まらない。
でもそれ以上は、威圧的に見守る事しか出来なかった。
今思うと
通っている中学校を聞き出して
学校に通報すればよかったかなと思う。
通っている中学校を聞き出して
学校に通報すればよかったかなと思う。
まぁ、携帯電話を持っていない私のことだから
公衆電話を探しているうちに逃げられちゃうだろうけれど・・・・。
公衆電話を探しているうちに逃げられちゃうだろうけれど・・・・。