京急 大師線

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鉄道記念日が近づくと毎年、日本の鉄道の歴史を創って来た路線や車両などが気になってしまいます。
最近、廃線跡を歩いてみたりしたのもそんな心の動きがそうさせたのかな。

今日は京急大師線のお話。
言わずと知れた現存する我が国最古の電気鉄道路線です。
この路線より古い電気鉄道路線といえば、京都、次いで名古屋で開業した路線だけど
どっちの路面電車もとっくになくなっちゃったものね。

この大師線の川崎(初代六郷橋)~大師(現川崎大師)が開業したのは、1898年1月21日。
当時は電車に対する一般の知識がなかったから電気で走る電車なんて安全なの?なんて声があったり
人力車組合や川崎町との関係がうまくいかなくて国鉄局川崎停車場附近への乗り入れができなかったり
苦労が絶えない中でのスタート。

そうそう、この大師線は、我が国初の1435mm国際標準軌間を採用したという歴史も持っています。

110年近くの間に若干路線の変更もありましたが、
川崎大師駅は、現存する電気鉄道日本最古の駅です。

しか~し、この川崎大師駅も近い将来、地下に潜っちゃうんだよね。
(今、大師線は連続立体交差化工事の真っ最中、完成したら小田新田駅を除き
すべての駅が地下駅になっちゃいます。当然、路線も土の中。)

日本の電気鉄道の草分け的存在として歴史を創った、京急大師線
地下に潜る前にもう一度出向きたいな。