江ノ電(高浜虚子庵跡)

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波音の由井ヶ濱より初電車
こんな句碑がこの踏切を渡った処にありました。

和田塚駅から由比ガ浜駅に至る線路端、
かって‘原の台’と言われていたこの場所に高浜虚子の家があったのです。

虚子庵と呼ばれた高浜虚子の住居では、しばしば句会が開かれていて、
この庵で伝統的な定型、季語が尊重された句がいくつも生み出されています。
花鳥諷詠の主張のもと多くの俳人を育てたのもこの庵での句会だそうです。

ちなみにこの句の‘初電車’って、
春夏秋冬、四時の移り変わりを詠む虚子さんの句ですから
始発電車のことではないですよ。

なんでも元旦の朝にこの庵にいて詠んだ句だそうです。