県境の駅から(湯河原)

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お約束通り先日訪れた湯河原の‘鉄’風景第2弾です。

湯河原温泉っていつ頃からどうやって知られるようになったの?
こういう渓谷の中の古くからの温泉地に行くと
何か面白い話にぶつかりそうで興味が湧いちゃいます。

湯河原町のホームページを開いたら湯河原温泉の発見には、五つの説があるそうです。
ざっと読んでみたけれど、どれももっともらしく
よくもまァ、都合よく考えたもんだと笑えちゃうお話が並んでいました。

その中から一番差し障りのないお話(笑)をご紹介。

むか~し、むかし、三島の山奥に年老いた狸が住んでいました。
この狸さん、猟師の弓矢で右後ろ足を射抜かれちゃいます。
一生懸命逃げて辿り着いたのが湯河原の渓谷。
ある時、この狸さんの目に白い煙が立ち昇る泉が映ったそうです。
狸さん、その泉で痛い痛い矢傷を洗ってみると
舐めても舐めても治らなかった傷がなんと消えちゃいました。

それからこの狸さん、ここに住み着いちゃうのですが、
ある年の事、湯河原の下村に住む弥作という者が三島からの商用の帰り道、
近道をしようと木こりしか入らないような獣道を日金山に入ります。
慣れない山道、迷っちゃいます。(泣)
その時なんと、めちゃ綺麗な女郎が頬に笑窪を浮かべて現れます。(ドキドキ)
もちろんあの狸なんだけど。
でも、美人に声を掛けられると今自分が置かれている状況も分からなくなっちゃう性?
ノコノコとこの美女の後をついて行き、
案内してもらった温泉でワクワクしながら身を清めます。

さあ、いよいよと思って温泉の外を見ると
先程の女郎はいつの間にかいなくなっちゃいました。
(こういうの夢でよく見るよな~)←独り言です(笑)。

弥作さん、翌日、がっかりして我が家に辿り着くと
友人、知人みんなにこの話を喋りました。
こういう面白おかしい話は、たちまち近村にも広まって、
みんなして美女に弥作が案内された温泉目指して期待に胸躍らせ出掛けます。

これが、湯河原温泉発見のきっかけ?

(註;湯河原町のホームページの文を私なりに解読していま~す。)

湯河原駅構内の湯河原案内板には、
湯河原温泉で出逢った美しい女性は、人間でない場合があります。’と書かれています。
湯河原に出掛けたら湯上り美人に「あなたタヌキ?」と声を掛けてみてください。
 
ひっぱたかれます。(爆)