京急1000形(甦った遠い記憶)

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先日の磯子区杉田の神社、お寺巡り。
杉田八幡神社を後にして向かった先は、熊野神社
ここも源氏と関わりのある神社です。
足を踏み入れるまで初めて訪れる神社だと信じ込み
一体どんな神社だろうとワクワクして石段を登りました。
急な石段を登り切るといきなり小学生の時の遠い記憶のワンシーンがパッと目の前に甦ります。
それは、友達とこの神社のお社の裏の崖の傾斜を利用して
ダンボールでソリを作り、すべり具合を競い合った光景でした。
おぼろげな記憶、でもその記憶の中にある崖の上から眺めた光景は、
確かにここでのものだと思う・・・。

それでは、ここ杉田の熊野神社の縁起をちょこっと書き記しましょう。
1192年、頼朝さんが征夷大将軍になった年ですね。
この年に頼朝さんは、治国安民を願って
鎌倉四家の道場の一つ、山崎の泉蔵院の僧、真諦智覚法印に祈祷を命じます。
頼朝さんの命を受けたものだから智覚法印も必死です。
当時、第一の霊場ともいえる紀州熊野まで出向いています。
そして三所権現の御分霊を樟(クス)の舟に乗せて祈りをこめて流したというのです。
それがなんとなんと数日後、中原の海岸に流れ着き
この事が頼朝さんに伝わり、ここに神殿を建てるよう智覚法印に命じたというのです。
これが熊野三所権現を祀った杉田の熊野神社の縁起とされています。
1910年には、神社統合令により村内の中原明神や諏訪神社の二社が合祀されています。