保田の雪中花

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暖かい内房水仙の見頃は、2月の初め頃までだそうです。
江月水仙ロード入り口近くのこの撮影地では、この場所に咲く最後の一株が白い花をつけていました。
その花を絡めて113系など撮りながらのんびりD51を待ちます。
写真は、ここから撮影したD51の3カットの内の2カット目。
構図を決める間もなく1カット目と同じカメラの設定のままD51を追いかけたカット。
水仙がど真ん中にボケた状態でドンと鎮座してしまいましたが、
D51写真となると捨てがたくUPいたします。

私の後ろの道では、多くのファミリーやご夫婦、グループが
談笑しながら江月水仙ロードに向かって歩いていきます。
房州は、越前福井、淡路島と並ぶ日本水仙の三大産地。
ここ鋸南水仙は、中国帰国僧が持ち帰ったのが始まりと伝えられています。
房総の海岸を巡視した老中松平定信は、保田の水仙に感嘆したという記録もあり
舟で江戸に出荷された水仙は、江戸の正月を飾る花として
江戸の町屋や武家屋敷に呼び売りされ、とても人気がありました。
明治になって東京の生け花問屋が産業栽培と市場開拓を施し
一気に鋸南水仙は、有名になったそうです。