米神集落Vol.1

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昨日、‘東海2号’撮影の為、東海道を下った。
車内は空いていて、街を写す朝の光が心地よい。
そうなるとまた「降りたくない、立ち上がりたくない病」が始まってしまった。
大磯を過ぎた所で‘東海2号’とすれ違う。
腹は決まった。
このまま乗り鉄を楽しもう。

根府川に近づくと陽の光に美しく反射する海
そこで戯れる漁船が車窓を飾る。
その光景がようやく私の重い腰を上げさせた。

旧135号線を米神の集落に向かって歩く。
相模湾の輝きを撮っていると
「今日は、霞んで大島まで見えないわね。」とおばあさんからの挨拶。
しばし、他愛のないお喋り。

最初に訪れたのは、一帯を彩るネーブル畑。
今回、ここで連写機能を使わなければ撮れない被写体を撮ってみたかった。
実は、列車撮影で連写というものを使ったことがない。
好きじゃなかった。
でもこの被写体だけは、そんな事言ってられない。

気持ちの良い陽光に包まれたネーブル畑の中で
時折、空気を震わす音にドキッとさせられながら時を過ごした。


明日は、米神の集落の様子を紹介していきます。