Soft Machine(本郷台駅 午前0時33分)

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                  やわらかい機械

            湖のベッドで月の光が眠りに付き
            失った翼を求め堕落天使が舞い降りてきた時
            人はまた一つ新しい仮面を作る
            今まで足りなかった色を加えて

            虚栄心という人生の同伴者が作り上げた仮面
            人はそれをピラミッドに眠る王のごとく美しく付け
            今までのように仮面舞踏会で戯れ続けるのだろう

            そして放浪に放浪を重ね
            仮面が顔に貼りついて取れなくなったことに気付いた時
            人は死の近づいた事を悟るのだろう

                       1981年6月29日発行 同人誌「投射」に掲載

またまた加工したふざけた写真に
プログレッシブ・ロックに影響された学生時代に作った詩を性懲りもなく寄せて載せてしまいました。
反戦・平和、非暴力、差別問題などに取り組み社会心理学や役割理論を学ぶ多感な時期の詩です。
そして‘会社(企業)人間’として長らくやって来た今も
私の根底には、この当時の精神が脈打っています。
相変わらず鉄道と関係のない記事を書いていますが、今回は、自己紹介みたいになっちゃいましたね。