江ノ電355  阿仏尼邸址石碑脇のガクアジサイ

極楽寺の月影ヶ谷に
十六夜日記の作者として知られる
阿佛尼が住んでいました。

その住居にほど近い所の
江ノ電稲村ケ崎3号踏切道脇に
阿佛邸旧跡石碑が建っています。

この写真の右上に
チラリと写っているのがその石碑です。

鎌倉時代のこの辺り一帯、
非人と呼ばれる乞食が大勢いたり
極楽寺の忍性が救済していた
疫病患者(ハンセン病患者)が
多く住んでいた場所

平安時代以来の歌学の宗家である
藤原定家の子、
為家の後妻という身分の阿仏尼が
なぜそのような地に住んだのだろう?

 
結局、阿仏尼は、1年程でこの地を去り
親しい人の居た比企が谷、
さらには亀ケ谷(現在の扇ヶ谷あたり)に
住まいを移したそうです。