ちょうど今頃の夏の時期に
私の住む横浜南部の
小学校の校庭から見た
鶴見、川崎方面の空は、
あきらかに異様だった。
当時、1970年初め頃、
光化学スモッグ注意報という
今では聞かれなくなった注意報が
夏になると毎日のように発令され
注意報ではなく
光化学スモッグ警報が出る日もあった。
横浜市民にとって身近な公害で
その発生源が
川崎や鶴見だったものだから
正直、鶴見と言う場所に
良いイメージはわかない。
しかしこの日、
国道駅の
すぐそばを流れる
鶴見川の堤防を歩いていると
50年前が公害の街だったなどと
忘れさせてくれる川の流れだった。