EF65 2084 大岡川の柳

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今でこそ大岡川沿いは、
桜の時期には
桜まつりが開かれるほどの
横浜の桜名所になっています。

しかし、1970年代半ば頃まで
京急の車窓から見た大岡川には、
柳の木が連なっていた記憶。

大岡川といえば、
かっては石材、木材をはじめ
食料品や肥料、生活用品を運ぶ
達磨船が行きかう運河。

そして野毛から
黄金町の辺りまでの
大岡川沿いは、
木材をはじめとして
多種多様な問屋が
軒を連ねていました。

柳は、枝の揺れる姿が
人を招くと言われて
商業地域では、
好まれて植えられましたから
柳並木が生まれたのでしょう。

しかし
大岡川の運河の歴史が幕を閉じ
問屋も減り
大岡川沿いの
ダークなイメージを一掃する為
柳に変わって華やかな桜が、
植えられます。

大岡川の歴史を今に伝える柳が、
大江橋のふもと
第3桜木町橋梁のそばにありましたが
この度、歩道整備に伴って
伐採されてしまいました。

実に残念・・・

今、この界隈で残る柳は
櫻川橋北の駐輪場内の
この柳だけになってしまいました。