EF65 2089 名残

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かって、大岡川中村川など
根岸線が跨ぐ川達には、
船がひしめき合っていました。
 
そしてそこは、
運河で暮らす人達の
居住の場にもなっていました。
 
決して美しいとは言えないその風景は、
異空間を見たときのような恐れを
子供心に与えていました。
 
今でも、運河に浮かぶ
‘船の家’や‘船のホテル’を
強烈に覚えています。
 
その頃の名残のある大岡川河口附近
 
今の私にとっては、
郷愁を覚える場所として
存在しています。