JR根岸線 大岡川の桜紅葉

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桜紅葉を撮っていて
春の花期の桜にはない
「不完全さの美」を感じました。

清少納言が、『枕草子』で
新月直前の明け方に浮かぶ
細い月を愛でているように
月の美しさを
満月に感じるのではなく
雲間に見え隠れする月や
欠けた月だったり
三日月に感ずるのと同じ感覚かな

(自分の中で完結してしまって)
見る人が入り込む余地がない
想いを描けない
窓のない完璧な写真は、
余韻を残さない

スナップ写真は、
桜紅葉のように
不完全さの美を
持っているほうが
いいような気がします。