花と電車(尾花)

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線路端に咲く花の中で、最も鉄路風景に溶け込む花が尾花だと思う。
いつの時代でも秋の光に反射してビロードの様に輝く花は、鉄道の写真を演出してくれた。
漢字で書く「薄」は草が茂っている様子を表し、「尾花」は鶏か狐の尾に見立ててつけられたという。
茎の頂きに黄褐色の花房をつけるこの花は、かって家畜の飼料や燃料に使用され
又、茅(カヤ)とも呼ばれ屋根を葺くのにも用いられた。
原産地は、中国、東アジア。秋の七草のひとつ
最近は、セイタカアワダチソウに追いやられ秋の風情が損なわれてしまった気がする。
1枚目)踊り子号 大船附近
2枚目)ニューなのはな 大船駅